2013年7月8日月曜日

接写(リバースリング)撮影編

 今回は前回の続きで、リバースリングを使った接写撮影の撮影編です。
 撮影に必要な機材は前回で説明したので、今回は撮影に関して書いていきたいと思います。

 今回も、前回の接写(クローズアップレンズ) と比較しやすいように、被写体を単四のエネループにして撮影していきます。

 撮影方法ですが、リバースリングには電子接点がないため、撮影モードAUTOとかではカメラにレンズ未装着のエラーが出て撮影できないため、撮影モードを「M」 にして、フルマニュアルで撮影していきます。
 そのため、Exif情報には焦点距離0mm、絞りf/0と表示されます。

 設定は、ISO感度を100に固定して、 絞りを開放にしてピントを合わせ、撮影時にいくらか絞って何枚か撮影し、適切な露光になるようシャッタースピードを設定していきます。

 ピントの合わせ方ですが、三脚で大まかな位置に合わせ、微妙な調整をフォーカスリングを回して調整していきます。
 レンズ先端にケーブルレリーズを装着しているため、レンズをマニュアルにしていると、位置によっては簡単に回ってしまうため、ピントを合わせたら"A"にしておくとロックされ、動かないので良いです。

 撮影は、焦点距離18mmと35mm、55mmで行いました。
リバースリング エネループ1
焦点距離 18mm ISO 100 絞り 全閉 シャッタースピード 20秒
リバースリング エネループ2
焦点距離 35mm ISO 100 絞り 全開 シャッタースピード 1秒
リバースリング エネループ3
焦点距離 55mm ISO 100 絞り 全閉 シャッタースピード 15秒
上図について、35mmの時だけ絞りを全開にし、あとは全閉にして撮影しました。
 ちょっと明るさに違いがありますが、修正無しの縮小のみです。

 ここまでくると、被写体がエネループであるかどうかもわからない状態です。
 見ての通り、焦点距離が短いほど拡大率が上がり、通常の状態とは真逆の結果になります。

 エネループは一応丸くはなっていますが、拡大してみるとほぼ平面に近く、絞りによる違いがわかりにくいので、今度は100円玉を撮影してみました。
 百円玉だとわかるように百円の文字を入れるため、焦点距離を35mmにして撮影してみました。
リバースリング 百円玉1
焦点距離 35mm ISO 100 絞り 全開 シャッタースピード 1秒
リバースリング 百円玉2
焦点距離 35mm ISO 100 絞り 全閉 シャッタースピード 20秒
上側が絞りを全開にした写真で、下側が絞りを全閉にした写真です。
 この二枚を見るとわかると思うのですが、絞りを全開にすると被写界深度がかなり狭いです。
 下側の絞り全閉はほぼ全面にピントが合っていますが、上側は中心部分くらいしか合ってないです。
 画面比率で言うと、通常でもこれくらいの被写界深度になるのですが、被写体で考えると、百円玉のほんのわずかな部分にしかピントが合わないので、かなりピントが合わせづらいのです。
 これで焦点距離35mmなので、18mmにするともっと被写界深度が浅くなります。
リバースリング 百円玉3
焦点距離 18mm ISO 100 絞り 全開 シャッタースピード 1秒
リバースリング 百円玉4
焦点距離 18mm ISO 100 絞り 中間 シャッタースピード 3秒
リバースリング 百円玉5
焦点距離 18mm ISO 100 絞り 全閉 シャッタースピード 20秒
上の三枚は百円玉の桜の中心部分で、上から絞り全開、中間、全閉となっています。
 被写界深度の違いがわかるのと、全閉だと回折現象(小絞りボケ)が出ているのがわかると思います。

 以上、ここまでくるとほぼ顕微鏡の世界です!w
 ちなみに、これらの撮影風景は下図のようになってます。
リバースリング 百円玉 最短距離
百円玉の撮影風景
このときの撮影距離を測ってみると19cmでした。(Φマークから被写体まで)


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